きょうだいで共有名義になっているご実家

こんにちは、相続・不動産担当のエフピーコンパスの平井です。

10年以上前に相続した時点では、平等にしておきたいということで、きょうだいで2分の1ずつ、それぞれの名義で登記が終わっているご実家の相談がありました。

きょうだいの共有物件であっても、共有者同士の考え方がまとまり、売却するのであれば、問題は少ないのですが、今回のご相談は、相続開始から10数年たって、一人は残しておきたい、一人は売却したいという事でのご相談でした。

 

ファイナンシャル・プランナーとしてのヒアリング等のポイント

  1. きょうだいで共有された経緯、現在どのような考えをそれぞれ持っておられるのか
  2. 路線価や固定資産税の価格、周辺売買事例等を参考に土地の区画や高低差、構造物等の解体費も含めて、お互いが納得できる価格を探る
  3. 不動産を所有し続けていくことのメリットとデメリット(共有解消に伴う費用、固定資産税等の今後の保有のコスト)について理解いただいているか
  4. 不動産の取得価額(購入時の売買契約書等)についての資料があるか

 

相談者の方は、父が残した実家を遺していきたいという想いが強く、将来この家に住むことがないが、もう少しこの実家を維持していきたいとのことです。一方、お姉さんは、この実家での良い思い出がないので、出来れば早く処分をしたいとの事です。

将来、この物件に住むことは考えていないのであれば、共有持分解消の費用や固定資産税等の費用が必要になるので、そろって売却する方がコスト的には有利であることの説明を行い、メリット・デメリットのお話をさせていただきましたが、やはり父親が建てた建物を残しておきたいというお話でしたので、現在共有物の解消にむけて、作業を行っています。

共有不動産の解決方法を整理してみると

  • 共有物分割:共有物を持分に応じて分割(土地の分筆等)し、単独所有とする。
  • 共有持分の贈与:共有持分を他の共有者に贈与を行う。
  • 共有持分の譲渡:共有持分を他の共有者と売買する。
  • 共有持分の交換:等価となる他の土地があれば、交換する。

相談をいただいた不動産には、まだ建物が建っていますし、ガレージや擁壁等もあるので、共有物分割は出来ない不動産です。それ以外に不動産を所有されていないので、共有持分の交換も出来ないので、実際に検討できるのは共有持分の贈与か譲渡になります。

今回は、共有持分の売買という事で話を進めています。不動産の登記が完了していますので、土地の名義変更手続きは、難しくはありません。

通常の売買と同じく、売主と買主間の売買契約書を作成して、売買による所有権移転登記を行います。

ただ、登記を行うためには、司法書士さんの費用、登録免許税、不動産取得税等、今回ご相談の物件(持分評価が1000万円程度)であれば、40~50万円程度の費用が必要となります。

あと、問題になるのが、不動産の売買価格です。

調べてみると、当初購入された不動産が50年ほど前になりますので、結構大きな金額の譲渡所得が発生することになります。

あまり低い金額での売買になってしまうと、税務署から差額を贈与したという事になるかもしれませんし、あまり高い金額にすると、譲渡所得が大きくなり、負担が増えることになります。そのためには、お互いに理解していただき、きょうだいの間で価格について納得したうえで、手続を進めていく必要があります。

現在、売買手続きに関する準備は、ほぼ完了したのですが、売買価格をいくらにするのかについて、もう少し打ち合わせを行って、きょうだいが納得する金額を決めて、共有持分の譲渡のお手伝いをさせていただく予定です。

 

共有不動産の解決方法は、それぞれの方の想いをきちんとヒアリングをすること、共有解消に伴うメリット・デメリットについてしっかり理解いただくこと、が大切です。それに加えて、手続を行う中で、譲渡所得や贈与とみなされないような税務の件についても税理士の方と相談しながら売買価格等を決めて、手続を進めていくことになります。作業自体は難しいことは少ないですが、ファイナンシャル・プランナーとして全体での問題を意識しながら専門家の方々の協力を得て、大切なご実家の共有問題を解決していきましょう。

 

ファイナンシャル・プランナーとして、不動産・相続を学んで、円満な相続を一緒に実現していきましょう。

 

 


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【倫理・心理㉕】「そもそも論」がはっきり言えない人の心理で起こっていることとは

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心理・倫理担当 心財育成株式会社 安達です。

前々回のブログ(住宅購入コンサルFPのホンネ③~住宅ローン相談では「そもそも論」もはっきり言えないとダメ!~)で竹原さんが掲載していましたが、「そもそも論」がはっきり言える人と言えない人の違いは何かについて今回は取り上げます。

この違いは、誰に焦点が当たっているかの違いです。

はっきり言える人は焦点が “相手” に当たっています。

はっきり言えない人は焦点が “自分” に当たっています。

はっきり言える人は、相手である相談者のことを考え、相談者が自分で決断できるだけの情報をお伝えし、相談者の今から未来までに思いを馳せ、相談者を信じているからこそはっきりと言うことができます。この根底にあるのは “愛” です。

はっきり言えない人は、相手よりまず自分のことを考え、自分の今に思いが行き、ここで相談者を失くすのではないかと考え始め、自分を信じていないからこそはっきりと言うことができないようになります。この根底にあるのは “恐怖心” です。

もう6年前になりますが、2013年1月のFPジャーナルでリック・カーラー氏が提唱するインテリア・ファイナンス(心のファイナンス)において、自分の心と対峙することが大切だと掲載されていました。

まずは自分の心と対峙すること。そして対峙にもやり方があることを知ること。FPユニバーシティの心理・倫理講座では心の仕組みについてお伝えしています。相談者の良きパートナーであるために心の仕組みを知ることは大切なことです。

 

 

 


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住宅購入コンサルFPのホンネ④ ~住宅ローンの相談だけではなく「実行支援」もできるようになりましょう!~

 

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の 竹原庸起子 です。

前回より、いつものお堅い執筆に関する記事ではなく、住宅購入コンサルティングFPとしてのホンネをシリーズでお伝えしています。なるほど!と気楽な気持ちでお読みください。

前回の続きです。(前回および前々回の記事をお読みください)

有料で住宅ローン相談を受けるFPが準備しておくべきことが3点あると述べましたね。その3点目は「住宅ローン相談だけではなく、住宅購入の実行支援についてまでできるようになること」です。

 

ところで、FPの三大業務は「相談」「講演」「執筆」です。そのうち三大FP相談については、以前の中野FPのブログで書いていますね。http://fp-univ.com/?p=1081

この「相談」業務で収益を得るといっても、1時間いくらという価格設定で相談をうけているFPが多く、相談者との面談は1時間でも、その準備にかかる時間を含めると、時給1,000円ほどにしかならないかもしれません。

そこで私はFPへの住宅ローン相談から「購入の実行支援」までを業としておこなっています。

つまり、住宅ローンの選び方、組み方、返し方の相談は面談相談で答えますが、実際に相談者が住宅を探し始めるところをすべてお手伝いするのです。相談者が住宅ローンを組んで無理なく返せる計画をたてたら、購入できる住宅の金額が出ます。それ以外に実行支援に必要なヒアリングすべき点をすべて聞き取りまとめたうえで、住宅を探すために必要なことをすべてお手伝いするのです。住宅ローンの相談時間の最後に、この業務を提案するのです。実行支援では、FPの6課目の横断的な知識を活用することができますし、それはほかの専門家ではできないことです。

そのお手伝い、つまり実行支援業務内容については、FPユニバーシティの住宅購入コンサルティング講座で、できる限りのノウハウをお伝えします。http://fp-univ.com/

 

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の 竹原庸起子 です。

前回より、いつものお堅い執筆に関する記事ではなく、住宅購入コンサルティングFPとしてのホンネをシリーズでお伝えしています。なるほど!と気楽な気持ちでお読みください。

前回の続きです。(前回および前々回の記事をお読みください)

有料で住宅ローン相談を受けるFPが準備しておくべきことが3点あると述べましたね。その3点目は「住宅ローン相談だけではなく、住宅購入の実行支援についてまでできるようになること」です。

 

ところで、FPの三大業務は「相談」「講演」「執筆」です。そのうち三大FP相談については、以前の中野FPのブログで書いていますね。http://fp-univ.com/?p=1081

この「相談」業務で収益を得るといっても、1時間いくらという価格設定で相談をうけているFPが多く、相談者との面談は1時間でも、その準備にかかる時間を含めると、時給1,000円ほどにしかならないかもしれません。

そこで私はFPへの住宅ローン相談から「購入の実行支援」までを業としておこなっています。

つまり、住宅ローンの選び方、組み方、返し方の相談は面談相談で答えますが、実際に相談者が住宅を探し始めるところをすべてお手伝いするのです。相談者が住宅ローンを組んで無理なく返せる計画をたてたら、購入できる住宅の金額が出ます。それ以外に実行支援に必要なヒアリングすべき点をすべて聞き取りまとめたうえで、住宅を探すために必要なことをすべてお手伝いするのです。住宅ローンの相談時間の最後に、この業務を提案するのです。実行支援では、FPの6課目の横断的な知識を活用することができますし、それはほかの専門家ではできないことです。

そのお手伝い、つまり実行支援業務内容については、FPユニバーシティの住宅購入コンサルティング講座で、できる限りのノウハウをお伝えします。http://fp-univ.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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住宅購入コンサルFPのホンネ③ ~住宅ローンの相談では「そもそも論」もはっきり言えないとダメ!~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の 竹原庸起子 です。

前回より、いつものお堅い執筆に関する記事ではなく、住宅購入コンサルティングFPとしてのホンネをシリーズでお伝えしています。なるほど!と気楽な気持ちでお読みください。

前回の続きです。(前回および前々回の記事をお読みください)

有料で住宅ローン相談を受けるFPが準備しておくべきことが3点あると述べましたね。その2点目について、わたしの経験談からお伝えますね。

 

私の講演を聞いたひとからの口コミで、当方に相談に来られた20代後半の若いご夫婦。

前回の記事でお伝えしましたポイントを、このご夫婦からの相談内容にあてはめてみますね。

このご夫婦は、両親の所有する土地の上に自分たちの家を建てることになり、両親から

資金の贈与を受けて、残金は自分たちが住宅ローンを組んで返済することに。その住宅ローンの審査がなかなか通らないことと、通るのであればどんな金利でもいいから借り入れしたい、その後の返済はなんとでもなるからとのことでメールで相談予約がありました。後日私のもとへ来てもらい、詳しく聞いてみると内容はこうでした。

 

両親との二世帯住宅を建てる注文住宅と諸費用の総額のうち、住宅ローンで準備しなければならない金額は6000万円、年収は300万円で、審査がとおらないので高金利のものでもいいし、返済期間が50年になってもいいから、とにかく住宅ローンを探してほしい。

住宅ローンを組む夫の年収が上がるかどうかわからない、専業主婦の妻は働きに出るつもりもない、しかし夫が万一の時には保証が欲しいところ夫は大病を患ったことがある。この契約は白紙にはできない。両親からなんとかローンを探してくるよう言われている。両親の顔をたてるため住宅ローンを組んででも家を建てなければならない。

 

まずこの話を聞いて、私は相談者ご夫婦に

「住宅ローンは借金なんだということと、その金利などの仕組みがわかっているのか

「住宅ローンを組む人が、その借金をいつまでに返し終わらなければならないのかは、人によって違うが、50年の住宅ローンを返すとライフプランにどう影響がでるのか

「住宅ローンを組む人の家族にとって、不安なのは保証のはずだが、団体信用生命保険は普通のものには入れない可能性が高いこと

「住宅ローンを借りる金融機関はどこでもいいとのことだが、高金利でしか借りられないことを良しとするのか、借入額が無謀であることに気付いているのか

「そもそも住宅ローンを組んでまで家を買わないといけないの?」ということ。

 

これらを相談者ご夫婦に伝えました。前回のブログで伝えたポイントを質問形式にして相談者からの聞き取りにあてはめたら、おのずとFPとしての回答が出ます。私からこの相談者への回答は「住宅ローンは借金であり返済義務があるところ、両親の体裁のために借り入れしなければならないという契約自体を見直してください。そもそもこんな豪華な住宅を建てる必要があるのか」ということです。

 ご夫婦はなんとか借り入れしたいという思いのみで突っ走ってきたことを後悔しながらも、両親へどう説明したらいいのかを考えるしかありません。

 

 次回は連載最終回です。1回目でお伝えしました、住宅購入コンサルティングFPに必要な知識である3点目のポイントについてお伝えしますね。

 


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住宅購入コンサルFPのホンネ② ~住宅ローンの基本で知っておくべきことは?~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の 竹原庸起子 です。

前回より、いつものお堅い執筆に関する記事ではなく、住宅購入コンサルティングFPとしての裏話をシリーズでお伝えしています。なるほど!と気楽な気持ちでお読みください。

前回の続きです。(前回の記事をお読みください)

有料で住宅ローン相談を受けるFPが準備しておくべきことが3点あると述べましたね。

1点目ついては、調べるという以前にまずは金融電卓を買ってください。そして住宅ローンシミュレーションサイトについては、フリーでいつでもどのような場面でもつかってもいいものを探すしかありませんね。それを確認しておけば、そのサイトを相談の際に相談者の面前で操作してもいいものになりますからね。金融電卓はなくてもいいという意見もありますが、私はやはり必要だと思っています。相談をうける際にいつでもネット環境が整っているとは限りませんから。

2点目は「住宅ローンのポイント」です。そのポイントは以下のとおりです。

「住宅ローンは借金なんだということと、その金利などの仕組み」

「住宅ローンを組む人が、その借金をいつまでに返し終わらなければならないのかは、人によって違い、その違いを理解して専門家としてアドバイスできるのかということ」

「住宅ローンを組む人の家族にとって、不安なのは保証のはず。その保証はどうするのかということ」

「住宅ローンを借りる金融機関の違いについて」

「そもそも住宅ローンを組んでまで家を買わないといけない相談者なのかを、聞き取りして、購入したあとどうなるのかということ」

「住宅購入までのプロセスについて」

 住宅ローンについては、FPの試験勉強のときに仕組みは学びましたが、それを実務で使う際には、これらのことを専門家として知っておき、わかりやすい言葉でわかりやすく相談者に伝えられなければなりません。これらのポイントの詳細については、当方が1月以降に開催する「住宅購入コンサルティング講座」でお伝えします。専門用語を使わず、これらのポイントを説明できるにはコツがありますし、これらのポイントを説明できて相談者が納得できればそれでコンサルティングは成功なのです。

 みなさんは、住宅ローンの相談を受けた際に、これらのことをわかりやすく伝えられていますか?

では次回では、これらのポイントについて、私の経験談を例としてお伝えしますね。お楽しみに!

 


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住宅購入コンサルFPのホンネ①~FPが住宅ローン相談で収益を得るための3つのコツ~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の 竹原庸起子 です。

今日はちょっとブレイク。いつものお堅い執筆に関する記事ではなく、住宅購入コンサルティングFPとしての本音を4回シリーズでお伝えします。あるある!?なるほど!と気楽な気持ちでお読みください。

 

私はFPとしては住宅ローンなどの住宅購入コンサルティングを業としておこなっており、関連する内容の講演依頼も多いのです。

そしてコンサルティングを提供する入り口として相談をうけます。このような相談は口コミや紹介、講演の聴講者からの相談や、インターネット検索で当方のページにたどり着いた方からのものです。

「今から家を買おうと思っているのだけれど住宅ローンのことを相談したい」と、まずは電話で面談予約があります。当方の住宅ローン相談は有料相談のみですが、無料ではなく有料であることに価値を感じて相談に来られるのです。

ところで、新人FPから当方には

「実は、自分のブログを見てなのか、新規のかたから住宅ローンの相談をしたいと問い合わせがありました。私は住宅ローンの相談を受けたことがないのでどうしようかと思いまして。 住宅ローンの相談を受けるにあたりやっておくべきことなどアドバイスください。」と、よく悩み相談があります。

 

私は新人FPのみなさんのためになるのならばと、ポイントのみにとどめてアドバイスを伝え、深く掘り下げては伝えません。プロとして細かい内容は「自分で頑張って勉強してみて。ポイントは伝えたからあとは自分でやってみて」と、ある程度のラインで引き離します。職業人FPとして誇りをもって住宅ローン相談で相談者からフィーを受け取ってほしいからです。

 

そこでそのFPに伝えるアドバイスのポイントは以下の3点です。

 

1点目、金融電卓を持っておくべきで、住宅ローンシミュレーションサイトも把握しておくようにということ

 

2点目、住宅ローン相談を受ける際に知っておくべきポイントを確認しておくようにということ

 

3点目、住宅ローンの相談だけではなく「実行支援」までできるようにしておくべきということ

 

これらを伝えると、

そのFPからは「それはどうやって準備したらいいのですか?どうやって調べたらいいのでしょうか!!!!??」という答えが返ってくることが多いのです。

 

これらのアドバイスポイントの内容については次回以降でお伝えしますね。

 


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三大FP相談とは?

セミナー講師担当の中野です。

FPの相談は多種多様です。

それは、FPが暮らしのお金に対して「包括的なアドバイス」を行うことができるからで、一般的にもそのように認知されつつあるということだと思います。

もちろん、相続専門、老後・介護専門などと相談分野を絞ってFP相談やセミナーを行っている人もいますし、そのような活動もよいと思います。

ただ、みなさんは、「包括的なアドバイスができるFPになりたい」と思った場合、どのような分野から知識や相談ノウハウを習得すればいいと思いますか?

・・・

・・・

・・・

・・・

実は、FP相談で多い3つの分野があります。

それは、「保険」「住宅購入」「資産運用」です。

FP協会が開示ている相談会の統計データでこの3つが上位に上がっていますし、わたし自身の相談でもこの3つがとても多いのが現状です。

しかし、いろいろなFPに聞いてみると、意外に「住宅相談は不得意」という人が少なくありません。もちろん、ライフプランを組んで身の丈予算を検討することはできても、「実際に住宅購入の実行支援」をしようとしても何もわからないというFPは少なくありません。

しかし、相談者が「保険」「住宅購入」「資産運用」に関して実行していく上では、「住宅購入」が一番不安に感じています。

なぜなら、金額が高額なのにも関わらず、不動産会社や販売会社からは1~2週間で決断を迫られることも少なくありません。

これから独立FPを目指す人には是非、住宅購入コンサルティングができるようになって欲しいと思っています。

FPユニバーシティでも1月に住宅購入コンサルティングの講座を開催します。

【2019/01】住宅購入コンサルティング集中講座

単に知識だけでなく、実行支援ができ、実務家FPとしてお客さまから相談料をもらえるレベル以上の内容となっています。

「来年は独立に向けて、何かしていこう!」と考えている人にはぴったりの講座になっています。

講師は10年以上FPとして活躍している竹原 FPです。

実務家FPとして住宅購入コンサルティングに必要なノウハウをしっかり学べる機会ですので、是非ご参加ください。

 


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再建築不可の不動産

こんにちは、相続・不動産担当のエフピーコンパスの平井です。

以前にご相談いただいた方から、今回ご実家についての相談をいただきました。

お母さんが亡くなって、そのまま空き家にしていたので、将来を考えて売却する方が良いのか、貸す方が良いのかという相談です。

もともと90坪ほどの土地を分筆し、新しく道路(通路)をつけて、5軒の家屋が建っている昭和50年頃に分譲された住宅地で、25年ほど前に購入されました。それぞれ土地の面積は15坪ほどの土地・建物ですが、道路(通路)となっている土地の謄本を調べてみると、奥の敷地の所有者の4名の共有になっています。

前面道路が私道であっても、位置指定道路として指定されていれば、道路として認定されますが、現地を確認すると、相談者の土地の前の道路の幅が約3mしかありません。市役所で調査したところ、やはり位置指定道路ではありませんでした。つまり入口以外の奥の不動産の所有者は、共有の土地を通って出入りはできますが、接道条件は満たしていない土地になります。

建物の登記簿謄本では、一棟ずつ登記されているのですが、現地を確認したところ、隣の家と壁の一部が続いています。たぶん、建物を建築する時に確認申請では一棟の建物として申請されたのだと思われます。

ということは、市道に面している、入り口の土地以外は、接道条件を満たしていないので、建て替えることが出来ない(再建築不可)という物件になります。

相談者の土地は、入り口から2軒目の土地ですので、やはり建て替えることが出来ません。

 

必要な費用を整理すると、荷物を処分・整理するのに30万円程度の費用が必要になります。

更にリフォームについては、どの程度工事を行うのかによって変わりますが、お風呂等もリフォームが必要になるので、150万円から200万円程度かかりそうです。

建物の躯体自身はしっかりしているようですが、貸すにしても、売却するにしても建物を解体すると建て替えることが出来ないので、既存の建物を活かした修繕・リフォームが前提になってきます。相談者の方と検討しましたが、ご自分でリフォーム代を負担してまで貸すことは考えていないという事で、売却の方向で話を進めることになりました。

 

今回、不動産業者さんと打ち合わせた結果、賃貸とすることから、賃料利回りを設定して、利回りから不動産の売却価格を検討することになりました。

参考:家賃6万円、年間72万円等想定して、利回り10%であれば、720万円(利回り12%であれば、600万円)ただし、リフォーム代が200万円と仮定すると520万円になります。ただし、この物件については、再建築不可の建物ですので、将来建物を解体して土地だけを売ることが難しいので、そのことを含めると更に安くなってしまいます。

現在、信頼できる不動産業者さんに相談して、売却の手続き中ですが、再建築が可能な場合であれば、700万~800万円程度の土地が350万円程度と半分以下の価格になってしまいます.

(実際に25年前に購入された価格は、数倍高いのですが…)

 

契約の時には、説明を受けていたのかもしれませんが、再建築不可の土地であるので、この価格程度でないと売却できないというお話をした時の相談者のお顔が忘れられません。過去に戻ることは出来ませんが、購入する前に、ご相談いただければ、将来売却が難しいことを理解して、適切な価格で購入するアドバイスができたのではと思います。

不動産を購入する場合、接道条件を調べることは非常に大切です。再建築が可能かどうかで、不動産の価格は大きく変わってきますので、目的に応じて、正しい価格で購入することが大切になります。

 

整理をすると

再建築不可の物件のメリット

・周辺の不動産よりも安く購入することが出来る

・再建築不可の条件が変わると、建築可能にすることが出来る(隣地の購入等)

 

再建築不可の物件のデメリット

・将来建物が古くなったり、地震等で建物が倒壊しても、再建築できない

・リフォーム等のメンテナンス費用が必要になる

・金融機関からの融資を受けることが出来ない

 

今回は、再建築不可の物件を購入した方から売却の相談でしたが、再建築不可の物件を購入される方もおられます。その場合には、再建築不可の物件のメリット・デメリットをしっかり理解し、適正な価格で購入することです。ご自身がマイホームとして住むのであれば、安く購入してそこに住み続けることが出来ます。収益物件として購入し、しっかりと賃貸経営を行う事で、きちんと収益を上げることもできます。将来的に、隣接地を購入するなど再建築不可の条件がなくなれば、資産価値を大きくすることも可能です.

不動産は、金融商品や保険とは異なり、まったく同じ不動産はありません。不動産についての基本的な知識を理解して、お客様に適切なアドバイスをしてください。

 

ファイナンシャル・プランナーとして、不動産・相続を学んで、円満な相続を一緒に実現していきましょう。

 

 

 


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【倫理・心理㉔】こんな相談していませんか

心理・倫理担当 心財育成株式会社 安達です。

お客さまからの相談時に、相談内容を聞いていて意見したくなったことはありませんか?

「それなら家族に〇〇したらいいんですよ」と伝えると「こちらが家族に〇〇されたいくらいです!」と言われたということを聞いたことがあります。つまり逆ギレされたのです。

このように一つの提案をするときに言い方はとても大切です。

あくまで提案なのですから“断定”することは望ましくありません。

「〇〇したらいいんですよ」は断定です。自分のことを人から断定されることは気分の良いものではありません。

それであれば提案として「〇〇するのも一つかもしれません」ならば「~かもしれません」と伝えているのでそうかもしれないし、そうでないかもしれないと、相談者が自分で選択できる余地があります。

相談一つにしても言い方は重要です。お金に関する知識とともにコミュニケーションのスキルも磨くことが大切です。

 

 


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FPの執筆記事では、「3種類の説明方法」を使い分けましょう~その3 簡潔おすすめ形式~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

私が担当しているブログ記事では、毎回、執筆の業務を受ける上で知っておきたい文章にまつわるあれこれを項目ごとに書いていますが、今回は、説明方法のスキルについて述べます。

前回のプログでは、文章の流れを使い分けて、つまり、説明方法を変えることにより読み手に与える印象を変えることができ、その方法には3種類あることと、その2つ目である事後形式について説明しましたね。

前回同様、3種類をお伝えするための例として、「住宅購入前にFPの有料相談で資金計画を立てることの重要性を結論として書きたい場合」を考えます。

説明方法の3つ目は「簡潔おすすめ形式」です。

 先に「おすすめする」という提案の語句を使い、読者の心をつかんでから、「すすめる」=「薦める」内容を3つ程度簡潔に述べるのです。

 次にその例を書きますね。

 

 住宅購入をお考えのファミリーのみなさまへ。住宅購入を考える前に、次の3つの準

備をすることをおススメします。

 1つ目は購入地域や住宅の条件を決めておくことです。なぜならば・・・・・・・・・

   2つ目は不動産業者の選定方法を調べておくことです。なぜならば・・・・・・

   そして最後の3つ目は住宅購入コンサルティングを専門とするFPを探して、そのFP

に上記2つの準備内容をまとめて伝えて、資金計画を立ててもらいましょう。なぜな

らば・・・・・・・・・・

 

この説明方法を使うと、「すすめる」という読者にわかりやすい語句で読者が「読もう」と思ってもらえるようにでき、簡潔に3つ程度のポイントにまとめて説明するので、読者がすべきことを覚えやすいのです。3つ目には、筆者の結論を書くのがいいですね。いわゆる落としどころです。

この説明方法を意識して執筆してくださいね。

 

 

 


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