出張による公正証書遺言の作成

 

相続・不動産担当のエフピーコンパスの平井です。

 

病気を患って、現在は一人暮らしであるので、今後の生活について不安なためにFPに相談したいとのお話でした。

ご資産が、ご自宅のマンションと金融資産のみで、これから闘病生活をするのに必要な費用を考えると、このまま住み続ける方が良いのか、自宅のマンションを売却して引っ越しする方が良いのか等も含めて、将来の生活設計についての相談です。

 

闘病中との事で、ご自宅に伺い、長女である大学生の娘さんに同席いただき、お二人と今後のライフプランについての相談をさせていただきました。

 

ライフプランの相談については、現在の生活状況や今後の闘病に関する費用、年金等の状況を確認し、加入している医療保険の請求を行うことなどで、数年間については、家計については、無理をしないのであれば、問題ないというお話をさせていただき、安心していただくことが出来ました。

 

他にもお話を伺ったころ、前の奥様との間にもお子様がいるということで、相続人は3人になります。ということは、相談者の方が亡くなられたときには、大学生の長女さんは、異母兄弟と財産を相続することになります。相談者の方は、不動産については、看病をしてもらった長女さんに遺してあげたいと事です。大学生の長女さんとしても、会ったことのない人と遺産分割のお話をするようなことは避けておきたいとのお話でした。

 

その時は、お元気でしたので将来の事を考えると遺言書を書く事が大切な事を説明させていただき相談を終えました。

 

10日ほどたったときに、長女さんから携帯に連絡をいただきました、「父の容態が急に悪くなり、場合によっては、厳しいかもしれない」とのことです。

自筆証書遺言であっても良いので、相続の時を考えて遺言書の作成のお話しをさせていただいたのですが、詳しくお話を聞くと寝たきりの状態なので、自筆証書遺言を書くことも難しい様子です。

何とかならないかというお話でしたので、直ぐに司法書士の先生に連絡をして、遺言書作成に必要な手続きを準備することになりました。

 

次の日の朝一番にご自宅に伺い、ベッドで闘病中のご本人に遺言書作成等の委任状になんとか署名をいただき、長女さんと一緒に市役所に行き必要な書類を発行いただきました。

 

遺言者と相続人との関係がわかる戸籍謄本・戸籍の附票

住民票

固定資産評価証明書

印鑑証明と実印

不動産の登記簿謄本

金融資産、生命保険、免許証等のコピー

 

等を取得して、司法書士と打ち合わせをして、出張による公正証書遺言作成の準備を進めていきました。

当初、公証人の出張が翌週の金曜日になってしまうと連絡があったのですが、ご主人の容態から考えると早く公正証書遺言を必要なことから無理をお願いして別の公証人に相談いただき、月曜日に長女さんからの連絡、次の日から必要な資料の収集、公正証書遺言の原案作成を行い、土曜日に出張による公正証書遺言の作成を無事に行う事が出来ました。

 

長女さんにとって、これまで頼ってきた父親が倒れてしまい、誰に相談すれば良いのか分からない状況で私に連絡をいただきました。

遺言書を作成しなければ、ご自宅のマンションの名義変更において、会ったことのない兄に連絡を取らなければ何も出来ないところを、遺言書を作成することで、名義変更や将来の売却処分が単独で出来るようになります。

 

非常に短期間の間に方針の決定、必要な資料等の準備、司法書士の先生との連絡調整等、ハードなお仕事でしたが、ご相談者のご主人もその後容態を回復され「これで安心することが出来ました」とお声をいただくことが出来ました。

当初はライフプランの相談でしたが、相談の中でお客様が気づいていない将来の問題点を整理してあげることの重要性を再確認しました。今回の案件は、ファイナンシャル・プランナーとしてお客様から頼られて、それに具体的に応える具体的な実行支援を無事終えることが出来ました。信頼いただいて、相談を受け、お客様に喜んでいただくことが出来、非常に嬉しい思いです。

 

ファイナンシャル・プランナーとして、相続・不動産の相談依頼にきちんと応えることが出来る知識と経験を積み、円満な相続を実現して行きましょう。

 


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