FP知識で「脅して」いませんか?
セミナー講師担当の中野です。
先日、某市の団体さまからセミナーの依頼をいただきました。
ホームページで実績を見てくださってご連絡をいただいたとのことで、
ありがたいかぎりです(^^)
とりあえず、ご希望の内容などを確認するためにお会いさせていただきました。
どんなお話をご希望かとお伺いすると、「老後の年金2000万円問題」や
「増税」「年金受給年齢の繰り下げ」など、これからの老後に備えるような話を
してほしい、でも、「資産運用の話はしてほしくない」というお話でした。
あなたはこれを聞いてどう思ったでしょうか?
わたしは、
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
「ネガティブな話ばかりだなぁ」と思いました。
もちろん、これらの話はよく話題になっていることですが、
スターバックスで76歳の方が楽しく働いていることや、年金だけでも
暮らしている人が居ること、資産運用をすることで老後の暮らしを
楽しんでいる人も居ます。
今回はたまたまご依頼があった団体の担当者を例にしましたが、
この人が特殊なワケではありません。
メディアやメディアに取り上げられているFP、セミナーや相談を
受けているFPでも脅しているかのように不安を煽っているようなことを
しばしば目にします。
しかし、FPの本当の不安を煽ることでしょうか?
FPの役目は「不安をなくし、豊かな暮らしを実現する」お手伝いではないかと
思います。
そのためには、まず、セミナーや相談に来た人に安心してもらうことが
とても重要です。
ネガティブな情報で不安にさせていませんか?
行動を促すには不安を煽るのは効果的な方法の一つですが、
よい方法とは言えません。
脅すのではなく、前向きに行動できるようなきっかけを作れるFPとして
いろいろな情報を提供できるFPになりましょう。