プレゼン資料を手元資料とするときの注意点
講師担当のFPの中野です。
セミナーを行う時にパワーポイントやキーノートといったプレゼンソフトを使うのはとても便利ですよね。
板書の時間を減らす効果もありますし、視覚に訴えることもできます。
ずいぶん前からプレゼンソフトを使ってのセミナーは当たり前になっていますが、スクリーンに映し出すプレゼン資料を手元資料と兼用するときの注意点をお伝えします。
文字の大きさは大丈夫ですか?
そもそもプレゼン資料はスクリーンに映し出して見てもらうものです。
ですので、ある程度遠くからでも見ることができるサイズがよいでしょう。
個人的には、最低でも28pt以上がよいと考えています。
しかし、資料として例えば、表などを使って多くの情報を入れようと思うとフォントを小さくしてしまう人がいます。これではスクリーンに映し出す意味がなくなってしまいます。
プレゼン資料を作っているときはパソコン上、つまり近い位置でみているので問題なく読むことができますが、スクリーンに映し出すと文字が見えなくなってしまいます。
このような場合は、表などだけ別紙で用意する方がいいでしょう。
あくまで、プレゼン資料はスクリーンに映し出すことをメインに考えましょう。
白黒印刷するときの注意
スクリーンに映し出す資料はカラーの人がほとんどでしょう。
しかし、手元資料は白黒で印刷する場合もよくあります。特に資料をデータで提供して印刷は主催者側で行ってもらう場合、白黒しか選択できないこともあります。
この場合、プレゼン資料で文字に使う色は通常は黒、強調したいところは赤や青を使います。
しかし、この資料を白黒印刷すると、赤や青の文字は通常の文字より薄い色(グレー)で印刷されます。
強調したいところであるはずなのに、グレーという見にくい色になってしまいます。
この場合、スクリーンに投影する用のデータと印刷用のデータを作成します。
内容を変える必要はありません。スクリーン投影用のデータで赤や青で強調した文字を黒に変えて、ボールド(太文字)にする、下線を入れるなどで強調するようにしましょう。
パワーポイントやキーノートはプレゼン資料を作成するには非常に便利なソフトです。
その反面、手元資料としては適さない場合があります。デメリット部分も理解しながら、同田泓するか考えて上手に使いましょう。