FPが行う講師の『スタイル』は?
セミナー担当、LBプランニングの中野です。
FPとして活動したい日との中に「セミナー講師として活動したい」という話はよく聞きます。
では、FPが行う「セミナー」にはどのような種類があるかご存知ですか?
いろいろな分け方があると思いますが、わたしは次のような分け方があると思っています。
- 予備校講師型
- 派遣型
- 依頼型
- 自己集客・開催型
それぞれどのような違いがあるか見てみましょう。
予備校講師型
資格試験合格のための授業を行う講師です。
資格学校やカルチャーセンター、地方自治体などから依頼が一般的です。
一度、受託すればある程度長い期間予定が確定するタイプの業務になります。
受講者がその資格試験に合格するための正確な知識や試験の傾向などの下調べなどが大事な業務です。
派遣型
金融機関や一般企業など、ある一定の目的で決まったカリキュラムを受講者に伝える業務です。
例えば、
- 投信会社の新商品の金融機関営業部員や顧客への説明
- 確定拠出年金の導入、継続教育のための従業員向けセミナー
- 高校生とその保護者向け奨学金説明セミナー
などがあります。
依頼元から、いつ、どこで、どんなセミナーを依頼したいという要望に応える形になるので、その目的などによって依頼の時期や件数などは異なります。
セミナーの内容は決まったカリキュラムを説明するのが基本ですが、依頼側の意向に沿いながら、受講者の正しい理解を促す必要のある業務です。
依頼型
金融機関、メディア、公共機関などからの直接、間接的な依頼で行うセミナーです。
目的も依頼内容もさまざまです。
基本的には、何かしらの目的があって依頼があるので、それに沿った内容のセミナーを行う必要があります。内容や進行に関しては、大まかな指示が依頼側からあり、それに沿った形のレジュメや資料、進行などを受託者側(FP)が考えて準備する必要があります。
依頼は突然ですし、定期的にあるとは限りません。
FP側がある程度、依頼側の意図を汲みながら、内容の提案、実施を行う必要があります。
自己集客・開催型
FPが自分で企画し、自分で受講者を集めて、自分で開催するタイプのセミナーです。
これまで説明してきた中で唯一自由に行うことが出来ますが、準備から成果まですべて自己責任です。
何のために、どんなことを、どのような手段を使って、どれくらいのコストをかけて実施するのかをすべて自分で企画する必要があります。
あなたはどんな講師を目指すのか?
さて、FPが行っているセミナー講師を大きな分類分けでご紹介しましたが、あなたが考えている「セミナー講師」はどれに当てはまりましたか?
セミナー講師といってもそれぞれのタイプでしなくてはいけない行動、得なくてはいけない知識や技術は異なります。
まずは、どのタイプのセミナー講師になりたいか、考えてみてくださいね。