セミナーの満足度を上げるテクニック2~セミナースタート時に・・・2~
セミナー担当、LBプランニングの中野です。
前回に続きて満足度を上げるテクニックです。
マネー系のセミナーに限らず、受講者の方の知識量は個々によって異なります。
例えば、「FPが知っておきたい生命保険の見直しポイント」というようなタイトルでセミナー募集をしたとしましょう。
あなたの中での参加者のターゲットが
- FPとしてもまだスタートしたばかり
- 生命保険についてよく知らない
- 年齢は30代前後
といったような人をイメージしていたとしましょう。
たしかにこのタイトルだと、あまり生命保険に詳しい人は参加しないだろうと想像できます。
しかし、実際にセミナー当日になって参加者の顔ぶれを見てみると・・・
確かに予想していたターゲットのように30代でこれからFP業をはじめるのかな?という人もいれば、60歳前後に見えるような方、噂に聞く先輩FP、生命保険会社の名前が入っているバッチをスーツにつけている人も・・・
「保険に詳しそうな人も来ているよ!どうしよう・・・」とパニクってしまうこともあるかもしれません。
しかし、セミナーをしているとこんなことは当たり前にあります。
私が某公共機関の一般向けセミナーの講師をしたところ、対象者40~50代、タイトルにも「ミドルエイジのための」としたのに60代、70代の参加者が2割居たという経験があります。
セミナーの内容を当日変えることは至難の業ですが、せっかく参加してくださった人には満足して帰っていただきたいと思うでしょう。
このような場合、セミナーを開始するまえに、今回のセミナーがどのレベルの内容であるかを伝えることで満足度を上げることができます。
前述の初心者向けの保険見直しセミナーの場合、
「本日のご参加者はいろいろなお立場の方がいらっしゃるようで、保険の知識についても初心者から上級者までいらっしゃるようです。今回のセミナーはどちらかと言えば初心者向けのセミナーなので、上級者の方には少し物足りない内容かも知れませんが、おさらいと思ってお聞きください」
といったような前フリをしておきます。
このように事前に伝えることで、受講者の聞き方が違ってきます。
事前に「初心者向けですよ」と伝えることで、アンケートで「初心者向けで物足りなかった」というような感想はなくなります。
前回お伝えした内容と合わせてセミナー開始前に使ってみてください。