個人地主の抱える不動産の問題点

相続・不動産担当のエフピーコンパスの平井です。

 

不動産に関する相談といっても、個人か法人かでは異なりますし、個人といっても、地主さんといわれる個人地主さんと、会社オーナーやお医者さんなど立場によって、事業の目的は異なります。

 

今回は、個人の地主さんの抱えている問題点を整理したいと思っています。

問題といってもひとくくりにするのではなく、大きく4つに分けてみましょう。

 

●資産活用

所有している不動産を有効活用して、安定的な収入を確保したい

古いアパートを建て替えたい マンションが古くなったので、リニューアルしたい

借地として貸している土地があるので、整理しておきたい

不動産を売却したいが、だれに頼んでよいのか分からない

 

●相続対策

相続税が心配なので対策を考える必要がある

相続税をいくら準備すれば良いのかわからない

相続税を減らす方法があるかと聞くが、なにから始めれば良いのか

子供同士で不動産をどう分ければよいのか

 

●節税対策

毎年支払う固定資産税・都市計画税が負担になっている

所得税の税率が高いので、できれば節税したい

 

●資産形成

新たに不動産投資を行いたい

現在所有している不動産をより収益性の高い資産に買い替えたい

退職後、年金代わりに毎月家賃が入ってくる不動産収入を確保したい

 

特に相続対策は、個人地主にとっては、最も大きな関心ごとの一つですが、大きく分けると相続発生前の対策なのか、相続発生後の手続き・対策なのかの二つがあることに注意する必要があります。

 

発生前の対策は相続税の金額を理解いただき、納税資金が十分であるのか、遺産分割を問題なく行えるのかということが、まず基本になります。相続税額の試算、不動産を活用した相続財産評価の引き下げ、贈与等を活用した財産の移転対策が考えらえます。所有されている不動産は個別性が強く、残す不動産、活用する不動産、時期をみて売却等を検討する不動産と、それぞれの特性やお客様の想いを考えて色分けすることが大切です。FPとして、できれば相続発生前から対策を検討することで、円満な相続を実現していきたいですね。

相続発生後の対策については、不動産の分割方法(相続税、二次相続を踏まえた分割、所得税の分散を考えた分割)など、将来だれにどの財産を残すのかなど分割方法を考えたり、納税資金の対策、その後の資産形成が中心になります。といっても今回の相続で終わりということではなく、次の相続対策の始まりになりますので、FPとして多角度から見ることが大切です.

 

お客様が抱える問題は、不動産であり、人が関わりますので、個別性が強いといえます。

 

先日ご相談いただいた方は、相続税が心配ということで、相続税の試算を行い、相続税の金額がわかったが、現預金が少ないので納税資金を準備することができない状況でした。そこで、納税資金の準備のために、不動産の売却が必要になります。所有資産の大部分が農地等でしたので、売却までに時間がかかり、納税資金が申告期限までに準備することができない可能性があるので、生前に境界の測量を行って、売却する土地、活用する土地の準備を進めています。相続税が心配だという漠然とした不安を、問題点を整理していくことで、少しずつ顕在化させて、具体的に一歩ずつ進めていくことが大切です。

 

「資産活用」「相続対策」「節税対策」「資産形成」と、個人地主さんの抱える問題点を4つの側面で整理をしましたが、この4つの側面は複雑に関係しています。

お客様がまず悩んでいることを4つの面から整理して、その中で第三者の立場で気づいていない問題を提起して、お客様と一緒に考えて、実行支援することが大切です。

FPとして大切なことは、個々の問題を一つずつ専門家と一緒に解決して、依頼者及びその周りの人々に喜んでいただけることだと思います。

 

ファイナンシャル・プランナーとして、相続・不動産の相談にきちんと応えることができる知識と経験を積み、円満な相続を実現していきましょう。

 

 


登録フォーム

FPユニバ―シティからのFPで活躍するための知識やセミナーのご案内をお送りします

登録はこちらから メールアドレスを入力してお申込みください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です