執筆のプロフェッショナルへの道~新聞記事の読み分けについて(後半)~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

私が担当しているブログ記事では、毎回、執筆の業務を受ける上で知っておきたい文章にまつわるあれこれを項目ごとに書いていますが、前回は執筆業務で押さえておくべき、新聞記事の種類のうち、1種類目について説明しました。

今回のテーマは、経済や事件を毎日記事として掲載して発行している「新聞」の記事の種類のうち2種類目について説明しますね。

1種類目は、「事実のみを伝えた記事」でした。2種類目は、「論説文」です。論説とは「①物事の内容や理非を論じ、自説を述べたり説明したりすること、またその文章。②新聞・雑誌などで社説またはそれに準ずる記事」をいいます(大辞林より引用)。日刊新聞の「社説」にあたるものです。

したがって、新聞記事の2種類目は「物事の事実」と「それに対する筆者の意見であって、その意見に根拠のあるもの」との双方で構成されているものですので、事実のみを述べたり、根拠もない意見を述べた文章は「社説」としては認められません。みなさん一度、日刊新聞の社説欄を読んでみてください。かならず、事実の記述とそれに対する筆者の根拠のある意見とで構成されているはずです。そしてその論説文は筆者の意見であるため、それを読んでいる読者の考えと違っていることもあれば、考えが近いこともあるのです。論説文を読んで、読者は「ほう、こういう考え方もあるのだな」と自分の考えとどこがどう同じでどこがどう違うのか、考える「きっかけづくり」をさせてもらえる記事とも言えます。

みなさん、ぜひとも新聞記事を読むときは、事実のみの記事なのか、論説なのか読み分けて、ものごとを考える「きっかけ」を作ってくださいね。

 


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執筆のプロフェッショナルへの道~新聞記事の読み分けについて(前半)~

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。
前回は執筆業務で押さえておくべき日本語の基本のうち、「執筆原稿に適するコトバ」について例を挙げて説明しました。みなさんが日常的に友人などの親しい人々との会話の中でつかっているけれども執筆原稿では使うのに適さない言葉はどのようなものか、お分かりいただけましたね。
これまで執筆の業務を受ける上で知っておきたい文章にまつわるあれこれをブログで書いていますが、今回のテーマは、経済や事件を毎日記事として掲載して発行している「新聞」の記事の種類について説明しますね。
 まずは、「新聞」の定義を見てみましょう。「新聞」とは「社会の出来事について事実や解説を広く伝える定期刊行物」のことを言います(出典:goo国語辞典)。
 新聞とは、出来事について伝えるものではありますが、その記事を読むときに心がけておきたいのは、大きく分けて2種類の記事があるということです。
 1種類目は、「事実のみを伝えた記事」です。例えば、政治の世界の「事実」として、国会でこんな議論が行われた、法改正があった、政党の動きなどです。社会の「事実」としては、どこでこんな事件が起きたというような社会に影響のある事件を伝えるものです。そして、重要なのは、これらはいずれも「事実」を伝えるものですので、その文章は初めから終わりまですべてが「事実の叙述」であることです。記事を書く記者、担当者の考えや感情は一切述べてはなりません。あくまで事実を正確に伝えるべきだからです。
 では2種類目はどのような記事でしょうか。それは次回に説明しますね。そして、この2種類の読み分けが、執筆業務にたずさわるFPにとってなぜ大切なのかも、次回以降でお伝えします。お楽しみに。


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト⑧「正しい日本語を使おう~執筆原稿に適するコトバとは(後半)」

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

前回は執筆業務で押さえておくべき日本語の基本のうち、「執筆原稿に適するコトバ」について例を挙げて説明しました。みなさんが日常的に友人などの親しい人々との会話の中でつかっているけれども執筆原稿では使うのに適さない言葉はどのようなものか、お分かりいただけましたね。

この「正しい日本語を使おうシリーズ」第7回目である今回は、どの執筆業務においても押さえておくべき「執筆原稿に適するコトバ」をさらにいくつか例を挙げますね。

では、さっそく次の言葉が執筆業務では使ってはならないものですが、どのように修正すればいいのでしょうか。考えてみましょう。

➀○○なんかでは

②AかB

③昔は

④~だと思います。

⑤~~について言います

⑥~するのはダメです

⑦それはウソです。

⑧~はこれまで言ったとおりです。

⑨~と感じます。

⑩こんな話を聞いたことがあります。

この10の言葉は、新聞記事や雑誌、企業のコラムサイトでの執筆では、絶対に使ってはいけません。これらは次のように修正します。

➀○○などでは

②AまたはB

③かつて

④~だと考えられます。

⑤~について述べます。

⑥~すべきではありません。

⑦そのような事実は認められません。

⑧~は前述したとおりです。

⑨~と思われます。

⑩このような事例が挙げられます。

みなさん、いかがでしたか?すべてわかりましたか?執筆業務にたずさわるひとはお気を付けくださいね。


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト⑦「正しい日本語を使おう~執筆原稿に適するコトバとは(前半)」

 

 

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

前回は執筆業務で押さえておくべき日本語の基本のうち、「主語と述語の対応」について例を挙げて説明しました。どの文章でもかならず主語と述語があり、それを対応させる文章を書かなければなりませんでしたね。

この「正しい日本語を使おうシリーズ」第6回目である今回は、どの執筆業務においても押さえておくべき「執筆原稿に適するコトバ」についてお伝えしますね。

では、さっそく新聞記事や雑誌、企業のコラムサイトでの執筆では絶対に使ってはいけない言葉を10個挙げます。どのように修正すればいいのでしょうか。考えてみましょう。

  1. ~の調査結果があって、
  2. ~という事実がわかっていて、
  3. とても  とっても すごく
  4. だんだん
  5. だから
  6. たぶん・ひょっとすると
  7. でも・だけど・けれど・けど
  8. だって
  9. いっぱい・たくさん
  10. どっちにしても                                                                                                                                これらは次のように修正します。
  1. ~の調査結果があり
  2. ~という事実がわかっており
  3. 非常に、きわめて
  4. しだいに、徐々に
  5. したがって、そのため、それゆえ
  6. おそらく
  7. しかし、しかしながら
  8. なぜなら
  9. 多くの、多数の
  10. いずれにしても                                                                                                                                みなさん、すぐにわかりましたか。執筆に適さない言葉を使うと、幼稚な執筆原稿になりますよ。恥ずかしい原稿は専門家であるFPは書いてはいけません。気をつけましょう。

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執筆=書き物で大切にしてほしいコト⑥「正しい日本語を使おう~主語と述語」

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

前回は執筆業務で押さえておくべき日本語の基本のうち、「修飾語と被修飾語の使い方」について例を挙げて説明しました。修飾語は被修飾語の直前に置くようにすることがポイントでしたね。

このシリーズ第5回目である今回は、どの執筆業務においても押さえておくべき正しい日本語のポイントのうち「主語と述語を対応させた文章」についてお伝えしますね。

では、さっそく次の文章をお読みください。

➀今日の授業は、日本史と体育が好きな科目だ。

②今日の私の仕事は、祖母を病院まで車で送ることが仕事です。

③ 私たちは、自分がいちばん就きたい仕事は何か、という話が出ることがあ   る。

 

これらは、すべて主語と述語が対応していない文章です。どの文章にも主語と述語があります。ひとつの文章のうち「何が」にあたる部分が「主語」、「どんなだ」「~である」にあたる部分が「述語」です。➀~③の文章はそれらが対応していないため、言いたいことはわかりますが、正しい文章ではありません。①~③は主語が二つありますから、おかしいですね。では、どのように修正すればいいのでしょうか。

➀ 今日の授業である日本史と体育は、私が好きな科目だ。

② 今日の私の仕事は、祖母を病院まで車で送ることです。

③ 私たちの間では、自分がいちばん就きたい仕事は何かという話が出ることがある。

 

このように、主語が二つある文章は、対応している述語がどちらの主語に対応しているのかがわかりにくくなっており、言いたいことが伝わらない文章になってしまいます。ブログや記事を執筆する上で、日本語の文章の基本を復習して、主語と述語が対応した文章を書き、読者にわかりやすい記述にしましょうね。


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト⑤「正しい日本語を使おう~修飾語」

 

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

前回までで、 ブログ、コラムを書く時のポイントと、コラムでの「筆者の意見を述べる」とはどういうことなのかをお伝えしました。

このシリーズの第4回目である今回は、どの執筆業務においても押さえておくべき正しい日本語のポイントのう「修飾語と被修飾語の使い方について」をお伝えしますね。

では、さっそく次の文章をお読みください。

「私はいちばん、主人公の女性が旅をしながら自分の夢を発見していくところが印象的だった。」

この文章わかりにくいですよね?「いちばん」という言葉がなにを修飾、すなわち説明しているのかがわかりません。

わかりやすい文章にするためには・・・・

「主人公の女性が旅をしながら自分の夢を発見していくところが、私はいちばん印象的だった。」と修正すればいいのです。

つまり、「修飾語=ほかの言葉を説明するための飾り」は「被修飾語=修飾語に説明される言葉」の直前に置くようにすれば、わかりやすい文章になるのです。

次に、もう一つ例を見てみましょう。

「きれいな絵の描いてある皿だ」

この文章、きれいなのは、「絵」なのか「皿」なのかわかりにくいですよね

皿がきれいなのを表現したいのならば

「絵の描いてあるきれいな皿がある。」と書きます。

絵がきれいなのを表現したいのならば

「きれいな絵が描いてある皿がある。」と書きます。

 

大学の授業やFPの執筆講座で、この例をあげて説明すると

「そんなのあたりまえじゃないか、簡単な日本語じゃないか」と発言する受講者が多いのです。しかし、書かれた文章を読むと、修飾語の位置がおかしいものが多いのです。

修飾語は、中学生で勉強した日本語ですが、いざ執筆業務で文章を書くと「ひとりよがりな文章」になってしまい、書いている文章の意味や意図を自分ではわかっていても、他人が読むとわかりにくいものになっていませんか。、それは修飾語の位置のおかしさが原因かもしれないと認識して、自分が書いた文章を一度読み直してみてくださいね。

修飾語の位置を変えるだけで、文章が変わりますよ。

 

 

 


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト③「コラムとは編~意見を述べる」

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。
前回はFPの主たる業務である「執筆業務の種類ごとの心得」シリーズのうち、「コラムの文章を書く際に気を付けること」をお伝えし、コラムには「筆者の意見」を書いているのかが重要であることを述べました。
このシリーズの第3回目である今回は、「コラムの文章で述べる意見とはどういうものなのか」をお伝えしますね。
デジタル大辞泉によると、意見とは「ある問題に対する主張・考え。心に思うところ。」「自分の思うところを述べて、人の過ちをいさめること。」と書かれてあります。短い論評であるコラムでは、自分の意見を述べている必要があり、意見は「感想」「感じたこと」ではなく「主張」でなければなりません。そしてその主張は、他人を説得できるほどの理由付けができるもので、理由付けには「データ」や「根拠」が述べられていなければならないのです。
FPが書くコラムでは、制度の説明だけではなく、その制度について筆者であるFPがどのような意見を持っていて、その意見は他人を説得できるほどの理由付けがなければならないのです。

例えば
「なぜ節約はいいのか」という問題提起(問いかけ)に対して、感想を述べたにとどまる文章であればつぎのようになります。
「節約できると貯金がたまり、ライフプランをたてやすくなり家族が幸せになれるから」
それに対して、意見を述べるとつぎのようになります。
「1か月に○○円節約できると、1年で○○円貯金することができます。この貯金を新婚生活の期間に実行しておけば、子どもが生まれてから妻が働けない1年間に足りない生活費の平均額○○円(出典:○○)を補うことができ、その後の家族のライフプランをたてやすくなるからです。ライフプランをたてやすくなると、家族のお金に対する不安が払しょくでき、気持ちに余裕が生まれ、その結果家族の幸せにつながるのです。」

意見には、筆者の考え・主張が述べられており、その主張が正しいのであると納得させることができるような根拠をデータで述べていますよね。そして、この意見はあくまで筆者の考えであり、この意見に対して反論もありそうなくらい、独自性のあるものです。

このように、コラムには意見が必要です。意見がないのであれば、コラムは書いてはいけません。制度の説明や事実を述べるのはFPではなくてもいいですよね。
FPだからこその意見を、根拠をもって堂々と述べてくださいね。


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト②「コラムとは編」

 

ユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

前回はFPの主たる業務である「執筆業務の種類ごとの心得」シリーズのうち、「ブログを書く際に気を付けること」をお伝えしました。

このシリーズの第2回目である今回は、「コラムの文章を書く際に気を付けることを」お伝えしますね。

デジタル大辞泉によると、コラムとは「新聞・雑誌で短い論評などを掲載する欄」と書かれてあります。前回のブログは好きなことを好きなように書いてもいいものでしたから日記や随筆に近いものです。「短い論評」であるコラムはブログとは明らかに違いますね。

「論評」をするために、かならず必要なのは、「ある事実の説明とそれに対する意見をわかりやすい流れで書くこと」です。事実の説明とは、ある制度の内容を述べること、実際に起きた出来事を述べることです。こんな改正があった、こんな事件がおきた、などを書くのは事実の説明にすぎませんが、残念ながらFPのコラムには説明のみのものが多いのです。

コラムの文章が「ある事実の説明」のみであればそれはただの「説明文」にすぎませんから、コラムを書いたことにはなりませんね。コラムの筆者が「意見」つまり「自分の考え」を書けているのかどうか、これがいいコラムとそうではないコラムとの徹底的な違いです。

 意見を書くとはどういうことなのか。

 これは次回にしましょう。

今回はちょっとお堅い内容でしたが、執筆を業務として受けたいFPは、ぜひとも心得ておいてほしいことですので、しっかりと書きました。次回もお楽しみに。


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執筆=書き物で大切にしてほしいコト「ブログ編」

 

FPユニバーシティ 執筆講座担当の ひまわり法務FP事務所®代表の竹原庸起子です。

FPになったから、ぜひとも執筆の仕事をしたいんです!とおっしゃるFPの新人さんが多いですね。

このブログを読んでいるみなさんは、FPとして、それ以外の職業として、または趣味で何かしらの「書き物」の経験がおありでしょうね。

FPの主たる仕事として「執筆」がありますが、今回から数回シリーズで

「執筆業務の種類ごとの心得」を少しお伝えしますね。

一口に「執筆」といっても、その種類は多岐にわたります。

その種類によって、書き方、見せ方、文章の手法を変えなければなりません。

「ブログやSNS」「HP上の記事」「新聞社・雑誌での記事」「企業のコラム」などの種類があります。

FPになって執筆の仕事を始めたいのでしたら、まずは自分で開設した「ブログ」を書くところから始めましょう。

その「ブログ」を書く時の心得とは何でしょうか?

ブログは、随筆つまり日記ですから、本来は書きたいことを書きたいままに書けます。

文章の構成はあまり考えずに、好きなように、論理的かどうかも考えずに書けるのです。

でも、ブログは自分が書きたいことを書きたいままに書いていても、それが「読んでいる人」つまり「読み手」が知りたい情報なのでしょうか。

自分が書きたいことをできるかぎり「読み手がしりたいこと」に近づけて書くのです。

記事を一通り書いてから、一呼吸おいて文章を一読してみましょうね。

 「このブログ読んで、いいこと知っちゃった、ワクワクした、楽しい時間だった」と読み手が感じたら、それでようやく成功のブログなのです。

 さあ、ブログ書いてみましょうか。

 


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